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人首と書いて何と読む寒さかな
[表] 吟 碧梧桐 人首と書いて何と読む寒さかな 明治丗九年十弐七日 当地訪ねし折の句也 [裏] ※未読 [説明] 三千里の旅の途次、碧梧桐が人首の地を訪れた時の句。 「十二月七日。半晴。 きょうは十三里の道を遠野に行く予定である。人首まで六里を車行ときめた。七時半出発。(...


阪を下りて左右に藪あ里栗おつる
[表] 阪を下りて左右に藪あ里栗おつる 碧 [裏] 明治三十九年十月河東碧梧桐先生全國遍歴の途次此の坂を越ゆ 大正十五年十年建立 氏家町 獺祭吟社 小山飛南車 氏家美壽 福田喜三郎 和仁葭雪 薄井みつる 小菅憬石 渡辺富八 薄井千禽 小菅新四郎...


天下の句見守りおはす忌日哉
[表] 天下の句見守りおはす忌日哉 碧 ※そのほか未読 [説明] 村上霽月邸の裏手奥にある「常光寺」にある句碑。お寺にはほかに、子規の句碑が3基ある。 場所: 愛媛県松山市西垣生町1186 常光寺 最終来訪日時:2022.9.15 参考文献:...


草をぬく根の白さにふかさに堪へぬ
[表] 「草をぬく根の白さにふかさに堪へぬ」 [説明] 久米駅近くの如来院に建っていた句碑。撮影当時、お寺の工事により句碑が抜かれていたが、工事終了後は元に戻されるとの事(現在は元に戻っているはず)。 写真では、碧梧桐の句の面が下になっており見ることができなかった。...


銀杏寺をたよるやお舩納涼の日
[表] 銀杏寺をたよるやお舩納涼の日 碧 [説明文] 銀杏《いちょう》寺をたよるやお舩納涼《のうりょう》の日 河東 碧梧桐《かわひがし へきごとう》 (一八七三 ─ 一九三七 明治六年 ─ 昭和十二年) 河東碧梧桐は全国旅行をして、いわゆる「新傾向俳句」をすすめた。その途次...


瀬戸に咲く桃の明方の明日の船待つ
[表] 瀬戸に咲く桃の明方の明日の船待つ 碧梧桐 [説明] 碧梧桐の道と呼ばれる、高台のミカン畑に囲まれたところにある句碑。 ごご島里山作りグループにより、平成21年10月建立。 ほかにあと2基ある。 句は大正14年『三昧』。 場所: 愛媛県松山市泊町...


汐のよい船脚を瀬戸の鷗は鷗づれ
[表] 汐のよい船脚を瀬戸の鷗は鷗づれ 碧梧桐 [説明] 碧梧桐の道と呼ばれる、高台のミカン畑に囲まれたところにある句碑。 ごご島里山作りグループにより、平成21年10月建立。 ほかにあと2基ある。 句は昭和3年『三昧』。 場所: 愛媛県松山市泊町 興居島 御手洗碧梧桐の道...


島に住めば柑子沢山な正月日和
[表] 島に住めば柑子沢山な正月日和 碧梧桐 [説明] 碧梧桐の道と呼ばれる、高台のミカン畑に囲まれたところにある句碑。 ごご島里山作りグループにより、平成21年10月建立。 ほかにあと2基ある。 句は昭和2年『三昧』。 場所: 愛媛県松山市泊町 興居島 御手洗碧梧桐の道...


温泉めぐりして戻りし部屋に桃の活けてある
[表] 温泉めぐりして戻りし部屋に桃の活けてある 碧 [説明] ※以下大和屋本店様にお伺いした内容を引用 制作年月日は不明だが、平成8(1996)年8月8日の大和屋本店再創業(現在の建物での新築開業)の以来男子大浴場に設置してある。...


温泉めぐりして戻りし部屋に桃の花活けてある
[表] 温泉めぐりして戻りし部屋に桃の花活けてある 碧 [説明文] 河東碧梧桐 一八七三-一九三七 温泉めぐりして戻りし部屋に桃の花活けてある 大正十五年 [説明] 道後温泉の近くに、「俳句の道」と呼ばれる道路があり、歩道に「漱石」「子規」「波郷」「山頭火」ほかの句碑が全部...


赤い椿白い椿と落ちにけり
[表] 赤い椿白い椿と落ちにけり 碧梧桐 勝山通り [説明] 建設省松山工事事務所による「勝山通り道路整備」事業が、平成4年3月に完工した。 その際、勝山通り沿いに円柱を斜めに切った形状の石碑を10基建立。そのうち5基に俳句が刻まれている。...


さくらいけた花屑の中から一枝拾ふ
[表] さくらいけた花屑の中から一枝拾ふ 碧 [裏] 昭和七年四月二十九日建立 [説明文] さくらいけた花屑の中から一枝拾ふ 河東 碧梧桐《かわひがし へきごとう》 (一八七三 ─ 一九三七 明治六年 ─ 昭和一二年) 碧梧桐は松山市千舟町に生まれた。虚子と子規門の双璧《そ...


元日の雪降る城の景色かな
[表] 元日の雪降る城の景色かな 碧梧桐 [裏] 元日の雪降る城の景色かな 碧梧桐 河東碧梧桐《へきごとう》(一八七三~一九三七) 明治三七年新春の句。明治三六年の末から松山に帰省していた。元日に降る雪はその年の豊かな実りを寿ぐ吉兆である。「碧梧桐句集」より。 [説明]...


門構へ小城下ながら足袋屋かな
[表] 門構へ小城下ながら足袋屋かな 碧梧桐 [裏] 門構へ小城下ながら足袋屋かな 碧梧桐 河東碧梧桐《へきごとう》(一八七三~一九三七) 明治三八年一二月冬の句。松山は十五万石の下城下である。城北方面は職人や商人の町でにぎわっていた。「碧梧桐句集」より。 [説明]...


漁家三四菊うゑて松の中にあり
[表] 松川浦十二景之和歌 松川浦 儀同三司藤原基福 春やなをたぐひもなみのあけぼのにかすむみどりの松川のうら園 従一位基福 春や猶たくひも浪の曙にかすむミとりの松川のうら 水茎山 亜相源通誠 うつし絵もおよばむものか桜さく水茎山のはるのおもかげ...


一枝に一輪十六日桜かな
[表] 十六日桜を詠む 静かなる山下影に庵つくり雪粧わせて見る桜かな 西行法師 西に行き法師もいかに初桜しばしとてこそ杖とまりけり 一遍上人 人の気を花に乗せゆく桜かな 松尾芭蕉 又たくひ世は梅さかり此の桜 小林一茶 噓のよな十六日桜咲きにけり 正岡子規...


闇中に山ぞ聳つ鵜川哉
[表] 闇中に山ぞ聳つ鵜川哉 碧[印] [裏] 昭和十三年冬建立 岐阜ロータリー俱楽部 [説明文(現在は無し)] 闇中《あんちゅう》に山ぞ聳《そびえた》つ鵜川かな この句は近代俳句の○○の一つである俳句選集「春夏秋冬」の夏の部に「闇中に山ぞ聳つ鵜川かな」の形で収められている...


釣舟見れバ鱚乃つりたく波足洗ふ
[表] 釣舟見れバ鱚乃つりたく波足洗ふ 碧 [裏] 昭和六十二年六月建立 川之江文化協会 川之江市観光協会 [説明] この句は大阪三昧句稿(大正15年9月19日)での作で、『三昧』にて「伊予川之江」と題して収録されている句。...
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