[表]
吟 碧梧桐
人首と書いて何と読む寒さかな
明治丗九年十弐七日
当地訪ねし折の句也
[裏]
※未読
[説明]
三千里の旅の途次、碧梧桐が人首の地を訪れた時の句。
「十二月七日。半晴。
きょうは十三里の道を遠野に行く予定である。人首まで六里を車行ときめた。七時半出発。(中略)
十一時人首着。何か名物があるかときくと、干した栗を出す。渋皮のまま嚙むのである。
人首と書いて何と読む寒さかな
(後略)」
場所:
最終来訪日時:2022.10.15
参考文献:
・河東碧梧桐著『三千里 下』講談社学術文庫、平成元(1989)年8月、p157-158
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