頭に積む雪の岳ハ一揺り吹きておろす
- 句碑 碧
- 6月12日
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[表]
南原峡 頭に積む雪の岳ハ一揺り吹きておろす 碧
[裏]
昭和三十八年十二月建之
[そばの石柱]
碧梧桐先生句碑
筆跡者 可部町南原 藤重勲翁
[手前説明石碑]
旅を愛した俳人河東碧梧桐は、海内は勿論、遠く欧米までも足をのばしているが、南原峡を題する上の句は、彼の晩年、昭和八年の十二月此の地を訪れた際吟したものである。
虚子と共に子規の後を継ぎ、更に伝統的な技法にとらわれず、個人の官能感覚を通して自然を眺めようとした、彼の新傾向の句風は、一時は俳壇の主流とさえなった。
彼の雄勁にして雅味に富む書風もまた独特のものである。
[説明]
説明石碑の通り、昭和8年12月に広島に訪れた際に詠まれたもの。
俳壇を引退した後で、ルビ俳句を詠む時期。この書にはルビが振られていないが、『碧梧桐全句集』によると「頭(ズ)に積む雪の岳(ダケ)ハ一揺り吹きておろす」。
場所:
広島県広島市安佐北区可部町 南原峡登山口 ※土砂崩れの被害にて手前の道路が通行止めになっていたことがあった 訪れる際は注意
最終来訪日時:2025年5月26日
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