時鳥川上へ啼移る朝乃窓あけて居る
[裏] 時鳥川上へ啼移る朝乃窓あけて居る 碧 趣在有無聞 碧題 我が文化の先人を頌徳し、ご当地の更なる発展を祈念して本碑を建立す 丁卯 文化の日 松山市在住 拓本研究会 福岡治直 大洲市桝形 石匠福岡建憲 [説明] 愛南町の諏訪神社に建つ句碑。...
時鳥川上へ啼移る朝乃窓あけて居る
江の椿赤きに舟のかゝりけり
さくら活けた花屑の中から一枝拾ふ
まこと心耳澄む蟬や楼門の景
一弁散り一弁朴のほぐれ行く
夾竹桃赤いものを振り捨てんとす
我ら聖地の巡礼の瓜店にての言葉
一軒家も過ぎおちばする風のまゝに行く
艸をぬく根の白さに深さに堪へぬ
しほのよいふなあしをせとのかもめは鷗づれ
炉の火箸手にとれば火によせてのみ
天下の句見守りおはす忌日哉
草をぬく根の白さにふかさに堪へぬ
銀杏寺をたよるやお舩納涼の日
瀬戸に咲く桃の明方の明日の船待つ
汐のよい船脚を瀬戸の鷗は鷗づれ
島に住めば柑子沢山な正月日和
温泉めぐりして戻りし部屋に桃の活けてある
温泉めぐりして戻りし部屋に桃の花活けてある