[表]
獨歸る道すがらの桐乃花おち 碧
[説明文]
独り帰る道すがらの桐の花おち 碧
河東碧梧桐(かわひがしへきごどう)
明治6年(一八七三)~昭和12年(一九三七)
明治、大正、昭和期の俳人。愛媛に生まれる。高浜虚子とともに正岡子規門下の双璧といわれた。子規の没後、虚子と別れ、新時代の精神を俳句に生かすため定型を捨て自由律に進み、さらに季題もない短詩を創出、新生面を拓いた。
(昭和七年五月来訪)
[説明]
昭和7年に島根県の観光協会からの依頼で視察に来た際に美保関に訪れた。
<参考>
句碑は平成18年に他5基の歌・句碑とともに建立。
句は大正14年6月発行三昧に記載。
なぜこの句が美保関で句碑になったかについては不明。
その際、老舗の宿「福間館」に宿泊。福間館では碧梧桐の書を所有。同じ年に高浜虚子も美保関を来訪したようで、福間館では高浜虚子の書も所有。
虚子と碧梧桐の書が同じ屏風に貼られ保管されている。
場所:
青石畳通りの中間あたり
最終来訪日時:2021.11.21
参考文献:
・『碧梧桐へきごとうHEKIGOTOU』公共財団法人柿衞文庫,平成29(2017)年4月,p78
Comments