[表]
明るくて桃の花に菜たねさしそふる
[説明文]
⑦河東碧梧桐歌碑
明るくて 桃の花に 菜たね さしそぶる
河東碧梧桐は明治六年(一八七三)、愛媛県松山市に生まれました。
正岡子規に師事し俳句を学びましたが、子規の亡くなった後、あくまで写生が句作の中心と唱えた同門の高浜虚子と対立し、新しい傾向の俳句運動をおこし、季題や趣味にとらわれず自然を個性的に表現することを主張し、全国を旅して碧門に所属する人をふやしました。
この歌は塩谷鵜平(岐阜市鏡島の人)の案内で養老を訪れた時に詠んだものです。
[説明]
昭和55年、岐阜県営養老公園が開園されて百年の記念行事として、養老観光協会が建碑した。
そばに桃の木が植えてある。
場所:
最終来訪日時:2023.1.7
参考文献:
・島田三光著『革新の書人 河東碧梧桐』,思文閣出版,平成21(2009)年12月発行,p154
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