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知多郡鵜の山にて 鵜の音雛(モロ)とも巣立つがもろ音

[表]

知多郡鵜の山にて 鵜の音雛(モロ)とも巣立つがもろ音 碧


[裏]

昭和十一年五月南遷移の途次茲に〇を曳きて吟あり

  昭和二十四年五月

  建立者

  半田市

  吉田榮

  浅田斗南

  喜谷六花 書[印] 


[説明]

碧梧桐は大正13年以降数回、愛知県知多半島地方に訪れている。

この句は昭和11年5月12日に、半田市の斗南書房主である浅田斗南氏らが碧梧桐を半田に招き、その翌日から2日間にわたって知多半島を周遊している。その途中で美浜町の鵜の池を見て非常に気に入り、その後斗南氏に送られてきたのがこの句。

俳句引退後の俳句であり、またルビ俳句が句碑になっているのは珍しい。


場所:

県道274号を進み「ジョイフルファーム鵜の池」を曲がった先

車でも一応行くことができるが、手前の広場に停めて徒歩で向かうのが安全



最終来訪日時:2021.12.25


参考文献:

・美浜町誌編さん委員会‖編,『美浜町誌 本文編』,美浜町役場,昭和58(1983)年三月,p847

・美浜町誌編さん委員会‖編,『美浜町誌 資料編二』,美浜町役場,昭和60(1985)年三月,p256-257

・『美浜ふるさと研究会会報 ふるさと』第5号,平成11(1999)年11月,p9



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