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温泉を湯を溢れな手を肩を曲がりな脚を

[表]

温泉を湯を溢れな手を肩を曲がりな脚を 碧


[説明]

1963年(昭和38年)に、宇奈月温泉開湯40周年を記念して建立された。

元となった書は1929年(昭和4年)9月下旬、または1930,1931年頃(昭和5,6年頃)(資料によって年代にばらつき有)延対寺荘に滞在した際に書かれたものと思われる。

この書が書かれた色紙は、1946年(昭和21年)5月21日に宇奈月温泉街を9割焼失させた大火によって消失。JR黒部駅(当時は国鉄三日市駅)に同じ句の木版が掛けてあり、それを元に「渓の湯」の壁に彫り込んだ。

宿のロゴ「延対寺荘」も碧梧桐による筆跡であると考えられる。


場所:

渓の湯(男女時間交代制)の温泉入り口右手の石壁(赤御影石)に彫られている。

※チェックアウト後の人のいない時間帯であれば撮影OKと許可を頂きました。

 浴室内なので、通常は撮影禁止です。


最終来訪日時:2022.3.21



参考文献:

・柴垣光郎著『くろべの里めぐり』黒部農業協同組合,平成16(2004)年5月発行(初版),p60-61

・森清松著『富山の文学碑』北国新聞社,平成16(2004)年5月発行(初版),p60-61

・藤縄慶昭著『とやま俳句紀行 ─近世・近代俳人の見た越中・富山─』新樹舎,平成28(2006)年11月,p217-218



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