[表]
十六日桜を詠む
静かなる山下影に庵つくり雪粧わせて見る桜かな 西行法師
西に行き法師もいかに初桜しばしとてこそ杖とまりけり 一遍上人
人の気を花に乗せゆく桜かな 松尾芭蕉
又たくひ世は梅さかり此の桜 小林一茶
噓のよな十六日桜咲きにけり 正岡子規
一枝に一輪十六日桜かな 河東碧梧桐
花に来て寺の田楽よばれけり 柳原極道
咲いて一りんほんに一りん 種田山頭火」
[説明]
かつて、句碑建立地の龍隠寺に「十六日桜」があった。この桜は昔から様々な人々に詠まれてきたが、戦争により枯死した。
句碑は、龍穏寺代38世中野裕道によって建立された。
碧梧桐の句について『碧梧桐全句集』で探したが、見当たらなかった。
場所:
最終来訪日時:2022.9.11
参考文献:
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