[表]
一艘は出た亀島めぐる櫓声も遠に 碧梧桐
[裏]
昭和三年五月 河東碧梧桐
本町に清遊せし折の句をここに刻む
昭和六十三年十月吉日
仁尾町文化協会
施工 大西石材工業(株)
[説明]
岩波文庫の『碧梧桐俳句集』に以下の記載あり。
「(「三昧」第四十号、昭和三年六月)に「六日観音寺より約二里仁尾町に入り、同地名勝平石に遊ぶ」と知るす。」
『碧梧桐俳句集』ではこの時の俳句を「一艘は出た艪ごゑ亀島めぐるををちに」と記載。
平石とは、句碑の向こうに見える島「蔦島」の傍にある小さく平たい岩の島、「蔦島の平岩」の事だと思われる。
場所:
仁尾公園の裏、海岸沿いにある。
最終来訪日時:2021.10.26
参考文献:
・栗田靖編『碧梧桐俳句集』,岩波文庫,平成23(2011)年10月(初版),p327
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