[表]
闇中に山ぞ聳つ鵜川哉 碧[印]
[裏]
昭和十三年冬建立
岐阜ロータリー俱楽部
[説明文(現在は無し)]
闇中《あんちゅう》に山ぞ聳《そびえた》つ鵜川かな
この句は近代俳句の○○の一つである俳句選集「春夏秋冬」の夏の部に「闇中に山ぞ聳つ鵜川かな」の形で収められている
選集の刊行は明治三十五年五月
作者の河東碧梧桐は正岡子規門下の俊秀《しゅんしゅう》でたびたび岐阜をおとずれ、塩谷鵜平ほか多くの俳人を育てた。 碧梧桐が昭和十二年に没したあと、鵜平は追慕《ついぼ》の心深まるままに友を語らい、所属する岐阜ロータリー倶楽部創立記念の意もこめて長良川左岸にこの句碑を建てた。
このたびポケットパークの完成を機ににこの地に移したもので、俳句には山に負う鵜川の幻想美《げんそうび》が詠われ、長良川にくり広げられる鵜飼の古典絵巻を思い起される。
昭和56年盛夏 岐阜市
場所:
256号線沿い、長良川のそばのポケットパーク「鵜かがり」にある。
そばに鵜匠の像もある。
最終来訪日時:2022.9.12
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