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酔うてもたれて正月の屏風


[表]

酔うてもたれて正月の屏風 碧


[説明文]

河東碧梧桐《かわひがしへきごとう》(一八七三~一九三七)

 俳人。名は秉五郎(へいごろう)

 松山の人、旧制三高中退。

 酔《よ》うて もたれて

 正月《しょうがつ》の屏風《びょうぶ》

 正岡子規に師事、俳句革新運動を助ける。

 子規没後、高浜虚子=有季定型=と俳壇を継承した双璧

 新しい傾向の句風をもって自然主義、無中心論、覚醒的自我の実感による遍歴を重ねる。

 還暦の年俳壇を去る。

 <海紅><碧><三味>を刊行。

 精悍にして多才、六朝(りくちょう)風の書をよくした。

 全国を遊歴しその足跡は因島にも及ぶ。即興句の一つか。


[説明]

因島公園内の「つれしおの石ぶみ」に、因島にゆかりのある文人の碑が19基ある。

句は大正7年『八年間』に掲載。


場所:

因島公園、つれしおの石ぶみのなかの1つ 自然歩道(軽い山)になっており、碧梧桐句碑は中盤当たり



最終来訪日時:2022.1.2



参考文献:

・『碧梧桐へきごとうHEKIGOTOU』公共財団法人柿衞文庫,平成29(2017)年4月,p35




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